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SSL証明書でオンラインビジネスの安全を確保

By yuchimura Mar 15 2018

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ご存知でしょうか?
2018年7月からChromeではすべてのSSL・https非対応サイトに警告が表示されます。

 
Google Chromeのセキュリティ・プロダクトマネージャーであるEmily Schechter氏は、A secure web is here to stay – Google Security Blogで、2018年7月リリースの「Chrome 68」から、すべてのSSL・https未対応サイト(HTTPサイト)に警告を表示すると発表しました。
 
ブログによると、Chromeは2018年7月に新バージョンChrome 68をリリースし、このバージョン68から警告表示が適用されると言及しています。おそらくSSL・https未対応サイト(HTTPサイト)のサイトには「保護されていません」という警告が表示されると思われます。ますます、SSL化の波が押し寄せてきています。
 
そもそもSSL証明書って何?
インターネット上(サーバとユーザーのPC間)で機密性の高い情報を暗号化し、安全に送受信できる通信手順(プロトコル)です。SSLではデータを暗号化や復号化(暗号化を解除)するために必要な「鍵」を用いて送受信を行います。特定のブラウザとサーバーでのみ使用できる「共通鍵」を使って暗号化するため、データの送受信途中で不正アクセス等によりデータが流出した場合も「共通鍵」で守られているため、データの悪用を防ぐことができます。
 
SSL証明書を導入するメリットとは?
・セキュリティの強化
WEBサイトをSSL化をする最大のメリットは、セキュリティが強化されることです。SSL証明書を導入することによりデータを暗号化しデータの盗聴や改ざん、なりすましを防ぎ、プライバシーに関わる情報やクレジットカード番号、企業秘密などを安全に送受信することができます。また、近年はWi-Fiの普及によってカフェや空港、公共の場などに設置さているWi-Fiスポットから簡単にネットに接続できるようになりました。この多くの無料のWi-Fiの多くはセキュリティレベルの低い場合が多く、暗号化されていない通信が第三者に傍受される被害も起こっています。そうした脅威はネットの世界では常に隣り合わせなので、常時SSL化でサイト全体をセキュアにすることは非常に大きなメリットになります。
 
・信頼性の向上
WEBサイトをSSL化するには「SSL証明書」の取得が必要です。「SSL証明書」は認証局に申し込み、審査をクリアしたサイトにのみ発行されるため、SSL化されたサイトは、SSL証明書をユーザーがブラウザで確認することができます。これによりユーザーに安心して利用できるサイトであることをアピールでき、サイト、並びに企業の信頼性の向上につなげることができます。
 
SEOに有利
2014年8月、GoogleはSSL化したWebサイトのSEO評価を優遇することを正式に発表しました。この発表がSSLが注目を集めるようになったきっかけとも言えますが、現状ではSEOの影響は小さいものです。しかしGoogleはSSL化を推奨しているため、今後重要度が増す可能性はありますので、SEOの観点からSSL化するメリットは充分あるといえます。また、セキュリティはGoogleにとって重要な事項であるため、将来、アルゴリズム変更に伴ってSSL化の重要度が増す可能性も考えられます。
 
・HTTP/2対応ブラウザで表示速度が向上
「HTTP/2」とは、2015年2月に正式に承認された通信プロトコル「HTTP」の新しいバージョンです。「HTTP/2」はテキストファイルに加え、HTTPヘッダー情報(ブラウザの種類、OS、Cookieなど)も圧縮して送ることが出来、またストリームの多重化を実現しているため、Webページの表示速度向上が期待できます。さらに、多くのブラウザが「HTTPS」でのみ「HTTP/2」に対応しているため、利用するにはサイトの「HTTPS化」=「常時SSL化」が必要となります。WebサイトをSSL化することにより、「HTTP/2」に対応しているブラウザでの表示速度向上が期待できます。
 
もし御社のWebサイトがSSL証明書を取得していない場合、すぐにSSLでWebサイトを保護することをお勧めします。SSL導入によりデータ送受信の安全性を確保、かつお客さまに安心感を提供することが可能となります。
 
 
詳しくは
https://www.tsukaeru.net/ssl
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