クラウドバックアップ

分かってるけどしていない…大惨事になりうる「ノーバックアップ状態」のリスク

By blog May 01 2019

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「バックアップが大事なのは知ってるし、リスクがあるのもわかっているけど、結局面倒でバックアップは取っていない……」そんな方は案外多いのではないでしょうか。でもバックアップを取らないというのは――特に仕事・ビジネスのデータなら――とても危険です。
 
HDD故障や誤操作などによるデータ紛失は、あなたが思っている以上に、日常的に多く発生しています。データ紛失のリスクというのは、基本的に「起こるかどうか」という確率の問題ではなく、「いつ起こるか」という時期の問題なのです。
 
企業のデータロスは経営危機に直結のリスク
人為的な事故などによって発生するデータロスは、どの企業にとっても他人事ではありません。
 
とある統計調査によると、重大なIT事故を経験した企業のうち、約4割が1年以内に営業を停止。ランサムウェアなど何らかの理由でデータへのアクセスが10日以上制限された企業のうち、実に93%が1年以内に倒産しています。企業にとってデータロス事故の発生は、経営危機に直結しかねない深刻なリスクだと言えるのです。
 
不十分なバックアップがビジネスに危機を引き起こした事例
バックアップを十分に取っていなかったことでビジネスが重大な危機に陥った事例は、枚挙に暇がありません。いくつかその例をご紹介しましょう。
 
■フォトグラファーが大事なウェディングフォトを紛失
最初の事例は、ウェディングフォトを専門とする、あるフォトグラファーのケース。このフォトグラファーはある日カップルの撮影を終えたあと、写真をパソコンに移し、次のカップルの撮影に備えてカメラのメモリーカードをフォーマットしました。ところが数日後フォトグラファーがパソコンをチェックしてみると、ハードディスクが故障してしまったことが判明。稼働していたはずのバックアップソフトも有効になっていなかったことがわかり、結局新婚カップルの大切なウェディングフォトはすべて失われてしまいました。
 
■バックアップデータが事故で水の泡に
次にご紹介するこちらの会社は、万が一の事態に備えて、会社の地下室にあるサーバに普段からバックアップを取っていました。しかしある日、会社のごく近くで水道管の破裂事故が発生し、辺り一帯が洪水のような状態に。この会社の地下室も浸水してしまい、せっかく取っていたバックアップデータが水の泡になってしまいました。オンプレミスでのバックアップだけだと、こうした事故や災害時のリスクがあるのが難点です。
 
■トイ・ストーリー2が直面した最大の危機
日本でもかつて大ヒットしたピクサー映画「トイ・ストーリー2」。実は製作時に、すべてのデータが危うく消滅しかかっていたことをご存知ですか? 製作スタッフのひとりがデータを整理中、間違えて「すべて消去」をクリックしてしまい、大騒ぎに。取っていたはずのバックアップも数ヶ月前から更新されていなかったことが判明し、一時は映画の全データが失われてしまったかに思われました。幸い技術ディレクターが個人的にバックアップを取っていたことがわかってこの件は落着しましたが、このバックアップがなければ製作陣のそれまでの努力が一瞬のうちに無駄になってしまうところでした。
 
■5,000万曲が永遠に消えてしまったMyspace
かつて一世を風靡した音楽SNS、Myspaceを覚えていますか? Myspaceには無数のアーティストから5,000万曲を超えるMP3データがアップロードされていたのですが、数ヶ月前にそのほとんどが完全に消えてしまったことが、最近明らかになりました。Myspaceの発表によれば、その原因は「サーバ移行時のトラブル」。Myspaceはどうやらバックアップを一切取っていなかったようで、失われたファイルが復旧する可能性はゼロだということです。
 
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