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全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会

サービス: 使えるCloudBackup

軽貨物輸送分野で広く親しまれている赤帽を束ねる全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会は、ITにおける長年の課題であったリカバリー対策について、使えるねっとの「使えるCloud Backup」を採用することで問題を抜本的に解決、安心・安全を確保したことで赤帽は新たな進化を遂げています。「使えるCloud Backup」は、Acronis社のサービスプロバイダー向けクラウドソリューション「Acronis Backup Cloud」をベースとしたサービスです。

 

軽貨物に特化して低価格で運送サービスを提供する赤帽
 

赤帽とは、貨物軽自動車運送事業者である赤帽組合員が集まって組織化された協同組合で、赤帽組合員は農家や漁師と同様にそれぞれが独立した「個人事業主」という位置付けで、組合員の数は全国に約1万人です。全国各都道府県に計44の協同組合が存在し、約180の組合本部、支部、営業所等の拠点があります。会社組織ではないため組織運営に関わるコストが低いことが運送料金に反映されており、軽貨物に特化して低価格で運送サービスを提供できること、受付窓口が全国各所に存在しており利便性が高いことなどが赤帽の特徴です。オリコンによる引っ越し会社満足度ランキング「コストパフォーマンス」分野で5年連続1位を受賞するなど、全国どこにも誰にも身近な運送手段として親しまれています。最近は石垣島にも赤帽が誕生するなど、全国津々浦々で赤帽が活躍しています。

赤帽協同組合を統括する協同組合連合会(以下、連合会)では、パソコンの黎明期から事務処理のIT化を進めており、環境の変化とともに処理内容も高度になっています。顧客ニーズの多様化は宅配業界においても同様で、ニーズの多様化に対応していかにサービスレベルを向上させていくかが最近の赤帽の大きな課題となっています。貸切運送が多い赤帽では、早急な運送依頼や厳密な時間指定といったケースにも柔軟に対応する必要があり、これにいかに迅速かつ効率的に対応できるかが赤帽の腕の見せ所となります。

一例を挙げると、「大阪の企業が東京の企業に本日の夕方迄にある部品を配送したい場合など、大阪近辺で空いている赤帽を探して迅速な運送を依頼することはもちろんですが、東京に時間通り部品を届けた赤帽が空車で帰って来るのでは効率が悪いので、空車で帰ることのないようタイミング良く仕事を見つけることができるか否かが重要です」(連合会事務局・嵯峨徹也事務長)。

赤帽協同組合では、GPSによってどの赤帽が今どこでどの方向に向けて走行中であるかを把握しているのですが、この把握は都道府県単位で行っているのが現状です。この把握を全国レベルにまで拡大することができれば、東京から大阪への帰路にも貨物を運ぶことが可能になりさらなる効率化が図れます。顧客側においても働く側においても赤帽の魅力は増大するということです。

 

 

リカバリー対策が長年の課題


顧客ニーズの多様化に対応して運送のサービス品質を高めていくために重要なポイントとなる赤帽のITシステムについて、従来から大きな課題とされてきたのがそのリカバリー対策です。連合会ではバックアップの重要性についての認識は高く、Windows登場以前のMS-DOSの時代から日々データのバックアップを実施していました。しかしシステム全体に対するリカバリーについては適当なツールがないことから、PCがクラッシュした際などは手作業でOSの再インストールから始める以外になかったとのことです。

「OS、BIOS、各種ドライバからアプリケーションまですべて再インストールするのにかかる工数は相当なものです。発生する頻度が低いとはいえゼロになることはあり得ません。より速やかにより高い精度で対応することが肝心ですので、リカバリー対策については常に悩みをかかえていました。」(連合会総務部情報システム課・桐谷浩一課長)

また、BCP対策、ランサムウエア対策、仮想化対応、モバイル対応、各地の拠点への展開等々、バックアップ・リカバリーツールに求める要件は増える一方。「各社からの提案、展示会、セミナー等での情報収集をこまめに実施していましたが、機能面、コスト面とも要件を満たす最適なツールにはなかなか出会えませんでした」

 

イメージバックアップで問題を解決

しかしイメージバックアップが登場して大手企業を中心に普及し始めたことで状況が大きく変化します。Acronis BackupやAzure Backupなどについての情報も頻繁に耳に入るようになり、イメージバックアップのクラウド活用に大きな期待を抱くようになった昨年、ついに巡り合ったのが、使えるねっとのリカバリー対策ソリューション「使えるCloud Backup」です。

「イメージバックアップの世界では技術力・実績共にAcronis社がトップクラスの存在であることは認識していました。ある展示会で使えるねっと社の『使えるCloud Backup』を見てピンとくるものがあったため、後日詳細説明を聞いたところ『Acronis Backup Cloud』をベースとしたサービスであり、コスト面も抑えられるため、早速トライアルを実施。機能面も申し分なく、管理サイトもわかりやすく安心して利用できると判断し導入を決めました。営業担当者をはじめとする使えるねっと社の対応・姿勢も導入決定の大きな要因で、ユーザーとしての要望がAcronis社にも伝えられ、今後のサービス向上につながるであろうという期待もありました」

まずは、より重要なデータを扱うPCに導入。一定期間運用し期待通りの結果が得られたため、他のPCにも順次導入を進め、本格的な活用がはじまります。

まず最初の1台の契約は100GBで、実際の使用容量は70GB前後であったとのことです。最初のバックアップはフルバックアップとなるので、これに要した時間は数時間、以後は差分バックアップのため約10分から20分程度で完了しましたが、各PCの容量によって当然異なります。

「使えるCloud Backup」について連合会の嵯峨事務長は「迅速・確実・効率的なリカバリー対策を実現したいという長年の課題が解決しました。リカバリー対策としては充分です」との感想を述べています。

また使えるねっとおよびAcronis社への今後の期待として「機能、安全性、パフォーマンス等の向上はさることながら、バックアップ・リカバリーに対する負のイメージ(暗い、辛い、遅い等)を払拭し、明るく楽しい前向きなイメージに感じられるような工夫をお願いしたい。縁の下の力持ち的存在ながら、事業継続にはなくてはならない存在ですから」と述べています。