メールセキュリティ

迷惑メール・BEC詐欺の実態と被害額|企業を守るメールセキュリティ対策ガイド

: #セキュリティ , ウイルス感染対策 , ビジネスメール詐欺 , メール , 迷惑メール

May 14 2026

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「迷惑メールはフィルターで自動的に振り分けてくれるから大丈夫」——そう思っている企業担当者は多いのではないでしょうか。しかし2026年現在、迷惑メールはすでに届いてから対処する時代ではなくなっています。

本記事では、最新の統計データをもとに迷惑メールの実態を解説し、中小企業が今すぐ取り組める対策を紹介します。

この記事の要点

  • 国内組織の受信メールの42%が悪性メール(2025年最新調査)。フィルターをすり抜けるAI生成フィッシングが急増中
  • BEC(ビジネスメール詐欺)の2024年被害額は米国だけで約4,300億円(FBI IC3報告)。日本の中小企業も標的になっている
  • メールソフトのフィルタリングでは不十分 ─ 対策の核心は「受信前にサーバでブロックする」設計にある

迷惑メールの実態【2026年最新データ】

国内組織の受信メール、42%が悪性

デジタルアーツが2025年に発表した調査では、国内組織800社以上の受信メール約4.6億通を分析した結果、42%が悪性メールだったことが明らかになっています。悪性メールのうち91%はフィッシングメールです。特に2024年12月は59%が悪性メールとなり、正常メールを上回りました。

📊 迷惑メール受信の最新データ

▶ 国内組織の受信メールの42%が悪性メール(デジタルアーツ 2025年)

▶ 悪性メールのうち91%はフィッシングメール

▶ 日本国内の1日あたりメール受信数:約14.6億通(総務省 2023年時点)

▶ 2024年12月のハニーポット着信件数:前年同月比521%増(日本データ通信協会)

日本の総人口約1.2億人で割ると、1人あたり1日6〜8通の迷惑メールを受け取っている計算です。個人だけでなく企業にも毎日膨大な数の迷惑メールが届いており、対策なしでいるとさまざまなリスクにさらされます。

特に注意が必要なのは、同僚や取引先を装った標的型攻撃メールです。差出人の名前が見知ったものに見えるため、うっかり開封してしまいやすく、ウイルス感染や機密情報漏えいのリスクがあります。標的型攻撃メールの手口と対策はこちら>>

BEC詐欺・AI生成フィッシングの脅威

ビジネスメール詐欺(BEC)の被害は年間4,300億円規模

迷惑メールの中でも特に企業に深刻な被害をもたらすのがBEC(Business Email Compromise=ビジネスメール詐欺)です。経営者・取引先・弁護士などを装ったメールを送り、口座への送金を誘導する詐欺で、IT技術が高くない担当者でも被害に遭います。

📊 BEC詐欺 最新被害データ(2025年公表)

▶ 2024年BEC被害額:約4,300億円(FBI IC3 2024 Annual Report、$2.77B×155円換算)

▶ 2022〜2024年の3年間累計:約1.3兆円(FBI IC3)

▶ 2024年フィッシング報告件数(米国):193,407件(最多)

出典:FBI Internet Crime Complaint Center (IC3) 2024 Annual Report(2025年4月公表)

日本でも取引先を装った偽の振込依頼メールや、経費精算を名目にした詐欺メールの報告が相次いでいます。フィッシングメールの見分け方と最新対策はこちら>>

AI生成フィッシング:「怪しい日本語」では見抜けない時代に

⚠️ 2025年から急増している新手口

生成AIを悪用した「完璧な日本語」で書かれたフィッシングメールが急増しています。Acronis「サイバー脅威レポート 2025年下半期版」では、メールを起点とする攻撃がユーザーあたり前年比20%増と報告されています。従来の「不自然な日本語で見抜く」という手法はすでに通用しません。

また、QRコードを画像として添付する「Quishing(クイッシング)」やPDF内にURLを埋め込む手口など、従来のフィルタリングをすり抜ける攻撃も登場しています。企業を守るメールセキュリティ完全ガイドはこちら>>

迷惑メール対策のカギ

「受信した後で振り分ける」では防げない

メールソフトに内蔵されたフィルタリング機能は、すべてのメールを一度受信してから振り分けます。この方式には2つの問題があります。

問題内容
①サーバ容量・帯域の無駄迷惑メールが一度サーバに届くため、容量や回線を無駄に消費する
②マルウェアの侵入リスク迷惑メールに添付されたウイルスが一度でも自社ネットワーク内に届いてしまう

対策の核心は「受信前にサーバレベルでブロックする」ことです。クラウド型メールセキュリティサービスを使えば、悪性メールがメールサーバに届く前に検知・遮断されます。

開いてしまった場合の対処法

万が一、迷惑メールを開いてしまった場合は次の手順で対処してください。

① 端末をすぐにネットワークから切断する(有線ならLANケーブルを抜く、無線ならWi-Fiをオフ)

② セキュリティソフトでスキャンを実施する(常に最新バージョンにアップデートしておくことが重要)

③ 情報システム部門または経営者へ報告する(隠さず速やかに共有することが被害拡大を防ぐ)

ブラックリスト・ホワイトリストの使い分け

ブラックリストは、迷惑メールを送信してくるサーバをリスト化し、該当する送信元からのメールを受信拒否する仕組みです。ホワイトリストは正規の通信事業者のみを許可する設定で、ホワイトリストだけで運用すると指定外のメールアドレスからの正規メールまで拒否してしまいます。

両者を組み合わせることで精度を上げることができますが、リストの日々の更新・管理には専門知識と工数が必要です。クラウド型のセキュリティサービスを活用すれば、これらの管理をサービス側に委ねることができます。

なりすまし対策にはSPF・DKIM・DMARCの設定も有効です。DMARC・SPF・DKIMの設定方法はこちら>>

使えるメールバスターで受信前にブロック

使えるねっとが提供するクラウド型メールセキュリティサービス「使えるメールバスター」は、迷惑メール・スパム・ウイルス・標的型攻撃などをメールサーバに届く前に遮断します。学習型AIによる独自フィルタリングシステムで、ウイルス撃退率100%・スパム撃退率99.98%を実現しています。

使えるメールバスターの主な特長

✅ クラウド型完結:ソフトウェアインストール・専用サーバ不要

✅ 導入簡単:MXレコードの設定のみ。専門知識不要

✅ 低コスト:月額11,770円〜(300アカウントまで、1年契約)

✅ 受信・送信の両方をカバー:スパム踏み台化・不正送信も防止

メールセキュリティサービスの比較・選び方について詳しくは、メールセキュリティソフト比較ガイドもあわせてご覧ください。

使えるメールバスター|30日間無料トライアル実施中

スパム撃退率99.98%・導入はMXレコード設定のみ・初期費用不要

サービス詳細・無料トライアルはこちら>>

FAQ

クラウド型メールセキュリティサービスの導入メリットは?

初期費用が最小限で済み、導入・設定変更にかかる時間がオンプレミスと比較して大幅に短縮できます。サービス側で常に最新の脅威情報が自動反映されるため、定義ファイルの更新や障害対応などの運用負担もありません。専任のIT担当者がいない中小企業に特に適しています。

スパムメール対策の効果的な方法は?

最も効果的なのはクラウド型メールセキュリティサービスによる「受信前ブロック」です。メールソフト付属のフィルタリングは受信後に振り分けるため、迷惑メールが一度ネットワーク内に入ってしまいます。ブラックリスト・ホワイトリストの設定に加え、SPF・DKIM・DMARCなどの送信ドメイン認証技術を組み合わせることで、なりすまし対策の精度も高まります。

AI生成フィッシングはどうやって見分ける?

従来の「日本語が不自然かどうか」で判断する手法は通用しなくなっています。2026年現在は「送信元ドメインの確認(display名ではなくメールアドレス本体)」「URLをクリック前にホバーして確認」「不審な添付ファイルは絶対に開かない」という基本行動の徹底が重要です。技術面では多層防御型のメールセキュリティの導入が必須です。

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