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SaaSとは?今さら聞けない意味やサービスをわかりやすく解説

   

: #SaaS , #クラウドサービス , #ホワイトラベル , #IT , #dx

By blog Sep 27 2024

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個人、法人問わず多くの業界やビジネスで導入されているSaaS(Software as a Service)は、従来のソフトウェアの概念を大きく変えました。SaaSはインターネットを経由してサービスを利用することで、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進や場所や時間にとらわれない働き方にも大きく貢献しています。
今やSaaSと全く無縁という企業はほぼ考えられませんが、SaaSの基本概念や特徴について誰もがしっかりと理解しているわけではないでしょう。この記事ではSaaSとクラウドサービスの違いやメリット・デメリット、さらには具体的なSaaSの製品についても紹介します。

組織のDX化について知りたい方はこちら


目次
SaaS(サース)とは
クラウドサービスとの違い
SaaSのメリット・デメリット
SaaSサービスの代表例
使えるねっとが提供するSaaS製品
ホワイトラベルで再販も!SaaS導入のポイントと選択肢
FAQ

 

SaaS(サース)とは

SaaSとは
SaaS(サース)とは、「Software as a Service」の略で、クラウドサービス事業者が提供しているソフトウェアを、ユーザがインターネットを経由して利用するサービスのことです。

従来、法人・個人関わりなくソフトウェアを利用するにはCD-ROMなどパッケージとしてライセンス販売されているものを購入し、端末にインストールして利用していました。通常は1台の端末にのみ限定され、アップデートの際には再インストールする必要があったのです。それに対してSaaSは複数のデバイスで利用でき、オンラインで随時アプリケーションを更新することが可能です。

また、従来の端末のソフトウェアはユーザがプロダクトを購入し、その際に対価を支払う点で「売り切り型」のビジネスでした。それに対して、SaaSは継続的に課金する、いわゆる「サブスクリプションモデル」です。つまり、従来のソフトウェアはプロダクト提供がゴールであったのに対し、SaaSにとってはサービス提供こそがスタートといってもよいでしょう。サービス提供事業者は常にユーザの声を聞き、分析し、価値を提供し続けないと事業として生き延びることができないからです。

そのため、SaaSの開発、運用の現場では、データ管理・分析が非常に重視されます。自社のSaaSの「どの機能がよく使われていて、どの機能があまり使われていないのか、使いにくい理由はなにか、どのように改善できるか」が常に分析され、PDCAが高速で回され、プロダクト改善が行われます。そのようにしてサービスの価値が高まり、ユーザのロイヤリティも高まっていくというわけです。

SaaSの世界的リーディングカンパニーであるSalesforce社は「Customer Success(顧客の成功)」という概念を打ち出しましたが、これこそがSaaSの本質を表しています。単に「Customer Support(顧客の支援)」をするだけにとどまらず、能動的に顧客の価値を追求して「サービスとしてのソフトウェア」を提供するビジネスモデルがSaaSです。

 

クラウドサービスとの違い

SaaSとクラウドサービスとの違い
SaaSと同じようなクラウドサービスに「IaaS」や「PaaS」があります。ここでは、IaaSやPaaSがSaaSとどのように異なるかについて解説します。

IaaS(アイアース)とは、「Infrastructure as a Service」の略称であり、インターネット経由で仮想化されたコンピューティングリソースを適用するクラウドコンピューティングサービスを指します。サーバシステムや電源設備、ストレージなどを、物理的なハードウェアを持たずにインターネット経由で利用するため、リソースを柔軟に拡張・縮小でき、効率的な運用が可能になります。IaaSの代表的サービスとして、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなどがあります。

SaaSがインターネット経由でソフトウェアを提供するのに対し、IaaSはシステム構築のためのインフラを提供する点で異なります。また、SaaSのユーザには個人も含まれますが、IaaSを利用する個人ユーザは通常おらず、企業のIT部門が主な利用者です。

それに対して、PaaS(パース)とは、「Platform as a Service」の略で、アプリケーション開発のためのプラットフォームを提供するサービスのことです。開発者はインターネット経由で開発のためのツールやライブラリを利用できます。そのため、開発環境構築の手間を省き、開発スピードを向上させることが可能です。

SaaSと異なるのは、事業者が提供するのがソフトウェアではなく、アプリケーション開発のためのプラットフォームである点です。また、PaaSのユーザはアプリケーション開発者に限定されます。

 

SaaSのメリット・デメリット

SaaSのメリットとデメリット
SaaSについてより高い解像度で理解するために、SaaSのメリットとデメリットをそれぞれ分析してみましょう。
 

メリット

SaaSの主なメリットは以下の3点です。
 

導入コストが安価

SaaSを利用しない場合、ユーザは高額なソフトウェアパッケージをその都度購入したり、大がかりなシステムを構築したりする必要がありました。しかし、SaaSであれば、自社の従業員数や事業規模に合わせて一定の月額、あるいは年額料金を支払えば足ります。スピーディーに導入でき、時間的、経済的コストを圧倒的におさえることが可能です。
 

保守管理の負担が少ない

ソフトウェアを自社開発した場合、保守管理や障害対応などは自社のIT部門が24時間体制で行わなければなりません。それに対して、SaaSはクラウドサービス提供事業者が保守管理を担ってくれます。そのため、社内リソースが限られている中でDXを推進したい中小企業にとってSaaSはありがたいサービスといえるでしょう。
 

柔軟性とスケーラビリティ

スケーラビリティ(Scalability)とは、システムや機器、ソフトウェアの拡張性のことです。スケーラビリティが高ければ、ソフトウェアやシステムは利用者数の増加や負荷に耐えることができ、事業をスムーズに成長させることができます。

また、従来の端末にインストールする形のソフトウェアだとアップデートする場合にはユーザ側にダウンロードが必要ですし、アップデートが必ずしもユーザのニーズに適合しているとも限りませんでした。それに対し、SaaSは事業者側でユーザに対する価値提供を目指し、データ分析とソフトウェアのアップデートが行われているため、常に最新の、高いクオリティのソフトウェアサービスを利用できます。
 

デメリット

SaaSの主なデメリットは以下の2点です。
 

データセキュリティ

SaaSの最大の特徴はインターネット経由で利用することです。常に開かれた環境であるネットワークゆえにセキュリティリスクと隣り合わせです。もちろん、SaaS提供事業者も万全のセキュリティ対策を講じていますが、ユーザ側でも任せっきりにしないことが大切でしょう。自社でも、ウイルスやランサムウェアなどの不正プログラム対策や安全なパスワードの設定や管理はもちろん、サービス提供事業者が講じているセキュリティ対策についても知っておくべきです。
 

カスタマイズが困難

SaaSはユーザのさまざまなニーズをデータに基づき絶えず分析していますが、そこに自社のニーズが必ずしも反映されるとは限りません。そのため、欲しい機能がいつ追加されるかは分かりませんし、それをサービス提供社側に要求することもできません。
それに対して、自社開発のアプリケーションやシステムであれば、随時カスタマイズが容易です。

 

SaaSサービスの代表例


SaaSサービスの代表例

いまやSaaSの利用はあらゆる領域に広がっています。主な分野にグループウェア、コミュニケーションツール、会計ソフト、CRMなどがあります。そのうちのいくつかを紹介しましょう。

企業や組織のコミュニケーションを円滑にし、業務効率化を図るためのグループウェアソフトには、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどがあります。いずれもエンタープライズから中小企業に至るまで幅広く活用されており、いまや業界に関わらずリモートワークに最適なSaaSツールといえます。

コミュニケーションツールは無料で利用できるものも多く、その中にはChatworkやSlackなどがあります。チャットツールはオフィス内でだけでなく、出先やリモートワーク先でも活用できるようスマートフォンでも利用できます。

会計ソフトの代表的なものには、個人事業主から中小企業まで幅広く利用されているfreeeやMoney Forwardクラウドがあります。いずれも取引データを自動で取得し、AIによって自動で仕訳、入力を行います。

さらにCRM(顧客管理システム)では、顧客から得られる情報をクラウド上に記録、ユーザと企業の最初のタッチポイントからアクションに誘導するまでのデータを管理し、営業支援を行うためのSalesforceがよく知られています。

 

使えるねっとが提供するSaaS製品

使えるねっとが提供するSaaS製品
ここでは使えるねっとが提供する代表的な3つのSaaS製品を紹介します。
 

使えるファイル箱

使えるファイル箱は、ユーザ数無制限のクラウドストレージサービスです。ユーザが100人でも1,000人でも料金は一律のため、企業の成長や事業規模の拡大に合わせて社員が増えても、ユーザ課金や発行権限に悩む必要はありません。

また、SaaSのデメリットの1つにインターネットを経由することによるセキュリティリスクが挙げられますが、使えるファイル箱は暗号化技術の中でも高い強度を誇る暗号化アルゴリズム「AES256ビット暗号化」を採用しています。また、各フォルダごとにアクセス権限の設定も可能であり、セキュアな環境を担保しながら、外部取引先との情報共有も自由自在です。

専用のインターフェイスを必要とせず、使い慣れたエクスプローラーやFinderのような使い勝手も魅力です。30日間の無料トライアルも実施していますので、異次元の使いやすさをじっくり、ゆっくりお試しいただけます。

使えるファイル箱は、デフォルトで大容量1TB、月単価21,230円(税込、1年契約)から導入可能です。

「使えるファイル箱」の詳細はこちら
 

使えるクラウドバックアップ

使えるクラウドバックアップは、初期費用不要で簡単に導入できる完全クラウド型バックアップソリューションです。多くのサービスはバックアップとウイルスチェックは別契約ですが、使えるクラウドバックアップはデータを守るだけでなく、万が一のときもすぐに復元して「使える」ことを重視したSaaSといえるでしょう。

その鍵となるのはAIベースのテクノロジー「アクティブプロテクション」で、ランサムウェアやウイルス等のマルウェアから大切なデータをしっかり守ります。また、イメージバックアップを採用し、すべてのアプリ、ファイル、ユーザアカウント、各種設定、さらにはオペレーティングシステムを含むシステム全体を一気にバックアップするため、データが消失したときにもすぐに業務再開が可能です。

使えるねっとは中小企業の大切な情報資産を守るべく、圧倒的高品質なサービスを低コストでご提供します。費用は月額2,200円~(税込、1年契約)、1日あたり73円~で最適なプランをご案内します。30日間無料トライアルを実施していますので、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい。

「使えるクラウドバックアップ」の詳細はこちら
 

使えるメールバスター

使えるメールバスターは、使えるねっとが提供する完全クラウド型メールセキュリティサービスです。使えるメールバスターを導入することで、迷惑メール、スパムメール、ウイルスメールなどを、メールサーバに届く前に遮断します。その確率は驚異的で、ウイルス撃退率100%、スパム撃退率99.98%という高精度を実現。ランサムウェア、標的型攻撃メール対策としても有効です。使えるメールバスターはクラウド型なので初期投資が不要、月額11,770円~(300ユーザまで、1年契約)という低コストで手軽に始められます。

「使えるメールバスター」の詳細はこちら

 

ホワイトラベルで再販も!SaaS導入のポイントと選択肢


SaaS導入のポイントと選択肢

ホワイトラベルとは、他社メーカーで製造されたものを自社ブランドとして販売するビジネスモデルです。ホワイトラベルは私たちの生活の至るところに溢れていますが、使えるねっとが提供しているSaaS製品である使えるファイル箱、使えるクラウドバックアップ、使えるメールバスターはいずれも自社ブランド化して再販が可能です。使えるねっとの製品を取り扱っているパートナーは北海道から沖縄まで日本全国250社を超えています。

ホワイトラベルの魅力は、自社での開発や製造の必要がないため、コストを大幅に削減できることです。開発や製造のリソースを企画やマーケティングに振り向け、製品を使う人たちの顧客体験を向上させるように努めることができます。

ホワイトラベルについての詳細はこちら

SaaS製品をホワイトラベル化することにはさまざまなメリットがありますが、その中に「アップセル」や「クロスセル」があります。アップセルとはより高価格なものにサービスを乗り換えること、クロスセルとはメインの製品やサービスに関連した別の製品やサービスの購入を促すことです。例えば、コピー機などのオフィス製品のリースを扱っている代理店が自社サービスにSaaS製品を追加できれば、顧客を囲い込むことができ、顧客単価の向上を期待できます。

使えるねっとが提供するSaaS製品を自社ブランド化することは、サブスク型ビジネス、あるいはストックビジネスともいえます。つまり、契約したら継続的な収益につながるのです。将来が不確実で、社会も市場もより複雑化する中で、ストックビジネスを展開することで安定的な収入を確保でき、企業の着実な成長につなげることができます。

ストックビジネスに興味がある、もっと知りたい!という方はこちら>>
 

導入事例:株式会社No.1

株式会社No.1は、情報セキュリティ機器の企画開発、製造・販売及び保守事業に加え、情報通信機器・OA関連商品の販売と保守サービスの提供など、中小企業の経営上の課題に対してビジネスソリューション提供を行っている企業です。高い営業力と顧客基盤を活かした安定的な収益獲得を実現することで、使えるねっとOEMパートナーの中でも高い売上を誇ります。

株式会社No.1が取り扱っているSaaS製品は使えるクラウドバックアップですが、顧客のほとんどは従業員数10名未満の企業であり、リソースの関係で設定業務や管理業務もワンストップで任せたいという顧客ニーズがあります。使えるねっとのSaaS製品なら、その顧客の期待にしっかり応えられます。

ランサムウェアの脅威がかつてなく身近に感じられるようになった昨今、使えるクラウドバックアップの顧客数はさらに増え続け、さらなるストック収益の拡大を見据えて進み続けています。

国内クラウド市場の規模は今後も拡大することが予測されています。SaaS製品をホワイトラベル化することで、ビジネスチャンスの波に乗りませんか?導入費用を含めた詳細に関してはお気軽にお問い合わせください。

使えるねっとパートナープログラムの詳細はこちら>>

 

FAQ


FAQ
 

(1)SaaSとはわかりやすく言うと何ですか?

SaaS(サース)とは、インターネットを経由して利用するソフトウェアのことです。従来は各端末にソフトウェアをインストールしていましたが、SaaSではその必要はありませんし、複数の端末でソフトウェアを同時に使用できます。
 

(2)SaaS製品のホワイトラベルとは何ですか?

SaaS製品をホワイトラベル化することで自社製品として販売することができます。また、SaaSはストックビジネスの商材としても最適であるため、ホワイトラベル化して他のサービスと組み合わせることで安定的な収益を見込めます。


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